2010年 04月 01日
4000Hitぐらい記念 2。 |
えっと・・・後編です。
完全15禁なので自己責任でお願いします。
尚、前編を読んでからこちらの後編はお読み下さい。
それは・・・
まさに・・・
信じられない・・・
シンジテハイケナイ・・・
嬉し・・ゲフンゲフン!!知ってはイケない秘密だった。
だって・・・
「シシシシシシシシシシシシフフィーーー様!!!それは行った・・・井戸・・う湯うことで消化ね!!!」
ソレはほんとに・・・
それぐらい動揺してしまう程に・・・
素晴し・・・ゴホッガハッ!!凄まじい光景だったのだ。
だって・・・
両手をクロスさせるようにして・・・両掌で隠しているそこには・・・
なんで!!
どうして!!!
なんで・・・胸が・・・
「ドドドドドドドドドドドド!!!!!どういうこと!!!!!!なんでどうして!!!」
詰まる呼吸を一度飲み込みちょっと深呼吸・・・するとシルフィーの臭いでまた頭がおかしくなりそうなので、やめておいて、必死に言葉を紡ぐ。
だって・・・だって・・・
確認しよう・・・今まで生で見たことは皆無だけどブラウスの上から見る限り、彼女の胸のサイズはAAかA・・・あってもB のはず・・・なのに・・・なのに・・・
なんでCかDぐらいの・・・80cmクラスのボリュームが!!!?
いや!!80cmってどんな大きさだか見たこと無いけど!!!
「なんで!!どうして!!どうして!!こういうことに!!!」
寒いのに、汗が出てくる・・・というか口元がニヤ付かないようにするのと、体が熱くなって・・・その・・・自分の中の“男”の部分を抑えるのに必死なんですけど・・・
全身が震えるアリエスにシルフィリアは恥ずかしそうに顔を赤くしながら・・・
「あ・・・アリエス様がイケないんですよ・・・。」
そんな事をツンデレっぽく言うものだから・・・
「なんで!!!」
そう返すと・・・。
「・・・アリエス様・・・昨日、私が食べたもの・・・言えますか?」
そんなことを言ってきたから正直に答えてやる。
「えっと・・・朝ごはんにごはんと鮭と味噌汁と玉子焼きと漬物と納豆・・・昼にハヤシライス・・・ティータイムがショートケーキで夕食が舌平目のクリーム煮と季節野菜のクロッカンとチャバタパン?」
「では、私がアリエス様に出逢うまでに食べていたものは・・・なんだかわかりますか・・・」
えっと・・・あ・・・白孔雀時代だから・・・
「・・・言いたくありません。」
ってか、あんな酷いもの言えません。
でも、つまり・・・うん・・・どういうことか分かった・・・
すなわち・・・
栄養状態が爆発的に改善されれば必然的に・・・。
身体的にも成長するよね・・・
でも・・・でも・・・なら・・・・
「なら!!なんで今まで隠して!!!」
とは言ったものの・・・
言えるハズないよね・・・だって女の子にとってはやっぱり恥ずかしいことだろうし・・・それに・・・
シルフィーは保険って言ってたし・・・やっぱり嫌われた時の保険のため・・・って意味合いが強かったんだよね・・・。
だって・・・・俺だってシルフィーに捨てられたらきっと生きていけないし・・・嫌われないための保険が用意できるなら・・・。
まあ、用意なんてできないけど・・・。
「それは・・・」
あぁ・・・自己嫌悪・・・なんでこんな事を言っちゃったんだろう・・・。
シルフィー・・・ゴメンね・・・言葉に詰まるよね・・・そりゃ・・・。
「30%の保険と・・・」
そうそう30%のほけ・・・あれ?
「70%の・・・」
え・・・30%?3割・・・あれ?7割どこ行ったのかな?
「いえ・・・80%の・・・」
増えた!!10%増えちゃった!!
何!!8割何!!!
「・・・ドッキリ・・・」
シルフィーーーーーーーー!!!?!?!!??!?
「いや・・・本当はその内、こっそりサラシ解いて、アリエス様に抱きついたり、お風呂一緒に入ったり、初めてその・・・する時に・・・ねっ?」
「“ねっ”って何!!?“ねっ”って!!!」
「いや・・・願わくば、こうして一緒に寝る時にこっそり解いてアリエス様の背中に、生で押し付けてみようかと・・・。」
「生って何!!なにいってんの!!!」
「いや・・・まあ・・・生と言ったらその・・・肌と肌で暖めあうとか?」
もしそんなことをされたら・・・俺間違いなく死んでただろうね・・・うん。
でも女の子に抱きつかれて胸が大きくなってたショックで死亡が・・・
それはそれで幸・・・
・・・・・・・
新聞一面・・・
剣聖死亡!!!原因は巨乳によるショック死!!?
・・・
・・・・・・
アハハハ・・・洒落にならないや!!
危なかった!!危うく一族の末代までの恥を晒すところだった!!!!
とにかく!!
「シルフィー!!服着て!!!服!!!!」
その言葉にシルフィーは胸から手を離・・・す直前でアリエスは固く目を閉じた。
見ない!!!絶対に見ない!!!
見たら終わると思え!!
スルスルという絹が肌にかかる音に若干の残念感を抱きながらも帯まで閉める音を確認してフッと息をついてシルフィーの方を振り返る・・・と・・・
「ふぉ!!!!」
あ・・・侮っていた。浴衣の上からでも確かに分かるボリューム感というか・・・
裾から・・・胸の谷間が・・・
「ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
「あ・・・アリエス様!!!?」
とりあえず、近くの壁にガンガン頭を打ち付けて心をなんとか平常に戻す・・・
危なかった・・・危うくトリップするところだった!!!
ともかく!!ともかく!!
・・・
この後シルフィーと一緒に寝るんだよね・・・
柱時計の音が静かに深夜2時を告げた。
再びベッドの中・・・必死に俺は目を閉じた!!
早く寝ろ!!早く寝なきゃ!!
しかし・・・うん・・・舐めていた。
雪の振った山奥って・・・こんなに寒いんだね・・・
どうしよう・・・羽毛布団のおかげではふぅ~・・・って感じで気持ちいいんだけど、どうしてもこんな布団の隅じゃ・・・暖かいわけ・・・
と・・・
「アリエス様・・・アリエス様・・・」
その声に少しだけ振り向く。すると・・・
シルフィーがおいで・・・と手招きしていた。
だがもちろん・・・
フルフルと首を振って首否する。
だって・・・だって・・・
「アリエス様・・・先程も言いましたが、体裁を取り繕って風邪をひいてしまっては元も子もありませんよ・・・いいからこちらへ・・・」
あ・・・ぅ・・・
やっぱり男って駄目だと思う・・・
だって・・・
ちょっとあんなことを言ってもらえただけでスッと体を寄せてしまうなんて・・・
そして・・・
その俺の顔を包み込むようにシルフィーが布団の中で温めていた両手で包んでくれる・・・
あぁ・・・もうどうでもよくなる・・・
「ほら・・・こんなに冷たい・・・もっと近くに・・・」
もう・・・シルフィーが体を寄せてきて・・・このままシルフィーに全部任せちゃったら・・・俺は一体・・・
どこまで気持ちくなれるんだろう・・・。
そして・・・気がついたときには・・・シルフィーが俺の首に腕を回して・・・
そのとてつもなくかわいい顔を・・・吐息のかかる距離まで近づけ・・・
優しい真っ白な雪のような髪が俺の頬をくすぐり・・・
そして・・・
意識が戻ったときには心臓が爆発しそうな状態だった。
だって・・・シルフィーが・・・ギュって・・・俺のこと・・・
さっき知ってしまった秘密が・・・俺の胸のあたりでむにゅぅ~と潰れて・・・・
あぁああっぁあぁ・・あぁ・・・・ぁ・ぁあ・・ぁ・っぁ・あっぁあああ・・・・
足には太股を絡ませ、首から回した腕は俺の後頭部を捉え、そして・・・
感じるのは・・・ともかく・・・
とんでもない温かさと柔らかさ・・・。
特に胸・・・こんなに・・・プルプルでムニュムニュなんて・・・
ズルイ・・・
「・・・・・・アリエス様・・・もしかして・・・女の子の胸は初めてですか?」
その言葉にアリエスは顔を真っ赤にしながら首肯した。
「俺・・・ちっちゃい頃は孤児院育ちだったから・・・。」
「そう・・・でしたね。」
そう・・・俺は孤児院育ち・・・つまり・・・
下品な言い方をします・・・俺、アリエスフィンハオランは・・・
おっぱい初体験です!!!
あぁ・・・もう・・・でも・・・
こんなに柔らかくって気持ちいいものがあるなんて・・・それはまるで・・・そう・・・
水風船のような・・・あ・・・でも水羊羹のような・・・ともかく・・・形容なんてできないぐらいに・・・柔らかくって・・・キモチがいい・・・
と・・・同時に・・・俺の溜まってた性欲がガンガンと・・・
「・・・たっぷりと堪能してくださいね。」
甘いシルフィーのそんな言葉が脳を貫く。
「アリエス様は色々と我慢しすぎです。キスも我慢して、女の子の体も我慢して・・・私の我儘も我慢して・・・このままじゃアリエス様・・・本当に精神がどうにかなっちゃいますよ・・・。」
「そ・・・」
そんな・・・ことは・・・
「だから・・・これからは月に一度はこうしてあげます。ストレスの発散日というか・・・まあ、そんな感じです。少しぐらい欲望があっても私はアリエス様の事キライになったりしませんよ。むしろ、ちょっとぐらい私に命令してください。アリエス様は溜め込みすぎです。」
あぁ・・・う・・・
どうしよう・・・今、死ぬほど幸せなんだけど・・・
「ちなみにこの日はアリエス様、何をしてもいいですからね。どんなことでも許してあげます。したいように私をいじめてみてください・・・」
ああぁああぁあ・・・・・精神が・・・
あぁ・・・・あ・・・気持ちいい・・・。
「で・・・でも・・・やっぱりそんなこと・・・大体・・・16歳じゃそういうことするのは・・早すぎるって・・・」
必死に理性を振り絞ってそれでも言葉を出す。
でも・・・
「アリエス様・・・エッチな雑誌は読みますか?」
シルフィーのその言葉にアリエスは・・・
「す・・・少しだけなら・・・」
と正直に答えた。
「なら、わかりますよね・・・。」
「え・・・」
分かる?
「何・・・が?」
「アリエス様を・・・その・・・イカせる?方法は・・・別に本番だけではないですよね?」
!!!!!!!!!!!!!!!
はい!!?
え・・・そ・・・それは・・・その・・・えっと・・・
消えろ!!!
消えるんだ!!!
俺の脳内の無駄な妄想共!!!!
でも・・・
「えっと・・・あの・・・一応聞くけど・・・」
男たるものついつい聞いてみたくなってしまうものなんです。
「その他っていうと・・・どんなの?」
あ!!分かってます!!女の子にこんな事聞くのがどれだけ・・・それこそ、“女の子の敵”だとみなされる行為かは・・・
でも・・・。
ごめんなさい・・・聞いてみたいんです・・・すみません。
まあ、恋人同士だし・・・それに相手から言い出したことだし・・・それに、シルフィーに抱きつかれて精神が支障を来しているということで・・・勘弁してください。
「えっとですね・・・。例えば・・・」
た・・・例えば・・・
「例えばオーソドックスにお口とか胸とか・・・ちょっとマニアックに手とか足とか・・・あ・・・太股なんてのもありますね・・・」
にゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
頭からプスプスと煙を出す俺にシルフィリアが心配そうに「あ・・・アリエス様!!?大丈夫ですか!!?」とか聞いてくるがそんなのは問題じゃない。
というより・・・
あ・・・侮っていた・・・
そんなの普通は女の子が知り得ない知識なのに・・・
げ・・・幻影の白孔雀・・・恐るべし・・・。
「で・・・アリエス様・・・どれにします?」
えぇ!!!?あろうことか選択式ですか!!!?
「えっと・・・じゃあ・・・」
・・・・・・何どさくさに紛れて選ぼうとしてるんでしょう・・・
私は・・・。
「そ!!そんなの駄目だよ!!!!」
そう!!駄目に決まってます!!
だって16歳だよ!!お互いに!!!いや・・・シルフィーは微妙だけど・・・
でもそんな2人がそんなエッチなビデオでしか見られない世界に足を踏み入れるなんて!!!
「大丈夫です・・・アリエス様は寝て命令してくれるだけで・・・後は・・・私が全て・・・気持ちよくしてあげますから・・・。」
いやいやいやいやいやいやいやいやいや!!?
「なにいってんの!!!!!?」
「あっ・・・もちろんアリエス様から攻めてくださっても・・・むしろ私はそちらのほうが嬉しいですし・・・。」
はいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!?
シルフィーはSでもMでも行ける口ですか!!!
「もちろん、する過程において、多少の乱暴はアリですよ。縛ったり、鞭使ったり、蝋燭で・・・ってのは・・・あっ・・・でも・・・」
シルフィー実はドM!!?
「痛いのは・・・嫌いです・・・。」
そ・・・そんな・・・目尻に涙を浮かべながら、顔を真赤にされていわれたらああああああああ!!!!!!!!!!
「できれば・・・優しくしてください・・・」
します!!!絶対します!!痛いことなんて絶対しません!!!というより俺にはそんな特殊な性癖はありません!!!
そして!!
「シルフィ~・・・」
顔を真赤にしながらアリエスが言う。
「俺・・・シルフィーのこと・・・大好きだよ・・・でも・・・さっきも言ったけどまだどこかで・・・その・・・友達とか妹とか思ってる部分があると思う・・・だから・・・」
クッと息を飲み込む。
「もう・・・好きで好きでたまらなくって・・・それで・・・一人の女の子として完全に愛せるようになったら・・・その・・・させてくれる?」
あぁ!!もう!!死ぬ程恥ずかしい・・・
どうしよう!!明日っからどんな顔してシルフィーに会えば・・・
どんな顔でシルフィーと暮らせば・・・
「・・・アリエス様・・・もう少ししっかりお布団の中に入った方がいいですよ?」
少し腕の力を緩められ、そうシルフィリアが呟く。
確かに少し寒いから、その方がいいのかも・・・
言われるがままに体を掛け布団の中に埋めていく・・・と・・・
逆にシルフィーは体を上にずらし、そして・・・
「うぷっ♥!!」
胸で俺の頭を抱え込むように・・・そして・・・
そんなことされたら・・・
必然的にむにゅむにゅぷにゅぷにゅふわふわな幸せ感触が俺の顔を・・・
ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
「モ・・モゴモー!!?(し・・シルフィー!!?)」
駄目だ!!喋るとその度に口元で胸が・・・幸せ感触が!!!
そして・・・
あろうことかシルフィーは俺の頭を撫で始めた。
「・・・・・・(シルフィー)・・・」
言葉にできないので必然的に目線で抗議をすると・・・
あろうことか・・・溶けるような笑顔で俺の方を見つめていた。
「『何してんの!!?』って顔ですから教えておきますけど・・・。単純にお礼と愛情表現です。」
「・・・(お礼と愛情表現?)」
「・・・・・・アリエス様・・・わかりました。」
「・・・・(何が?)」
「アリエス様の言うとおり・・・私はこのままアリエス様が私を求めてくれるまで待ちます・・・。」
「・・・・・・」
「でもその代わり・・・」
「・・・・・・・」
「これからは毎夜毎夜・・・アリエス様の溜まった性欲(ストレス)を発散させてあげます。」
「!!!!!!!!!!!!!!!!」
「毎夜毎夜私の言葉で・・・唇で・・・胸で・・・全身で気持ちよくしてあげますから覚悟してくださいね!!!」
これは・・・ちょっと精神が危ないかもしれないけど・・・抗議しなくては・・・
そう思って胸に押し当てられている口を開こうとした瞬間・・・
ギュッとさらに力を込められ、さらにむにゅむにゅぷにゅぷにゅ・・・。
あぁ・・・しかも何・・・このとてつもなくいい匂い・・・
すげ~・・・幸せ・・・・・・。
「覚悟してくださいね・・・白孔雀ちゃんはとってもとっても嫉妬深いんです・・・捨てたりしたら承知しませんからね。」
・・・
・・・・・・
なんでだろう・・・
最後の一言が発せられた瞬間・・・
さっきまでの幸せが何十倍にも膨れ上がった・・・
静かにアリエスは頷く。
あぁ・・・また幸せ感触が・・・
そして・・・
静かに胸が離され・・・
今度は俺の首筋へとシルフィーが顔を寄せた・・・
「おやすみなさい。」
そう言うと、シルフィーはそのまま・・・
スースーと規則正しい寝息を立てだした。
にしても・・・
寝た女の子って・・・
なんでこんなに暖かいんだろ・・・
抱きつかれていることによってその体温がドンドン伝わってきて・・・
やがて・・・俺の方も・・・
気がついたら2人は静かに同じベッドで眠っていた・・・。
それぞれの幸せな夢を見ながら・・・幸せな顔で・・・。
FIN
完全15禁なので自己責任でお願いします。
尚、前編を読んでからこちらの後編はお読み下さい。
それは・・・
まさに・・・
信じられない・・・
シンジテハイケナイ・・・
嬉し・・ゲフンゲフン!!知ってはイケない秘密だった。
だって・・・
「シシシシシシシシシシシシフフィーーー様!!!それは行った・・・井戸・・う湯うことで消化ね!!!」
ソレはほんとに・・・
それぐらい動揺してしまう程に・・・
素晴し・・・ゴホッガハッ!!凄まじい光景だったのだ。
だって・・・
両手をクロスさせるようにして・・・両掌で隠しているそこには・・・
なんで!!
どうして!!!
なんで・・・胸が・・・
「ドドドドドドドドドドドド!!!!!どういうこと!!!!!!なんでどうして!!!」
詰まる呼吸を一度飲み込みちょっと深呼吸・・・するとシルフィーの臭いでまた頭がおかしくなりそうなので、やめておいて、必死に言葉を紡ぐ。
だって・・・だって・・・
確認しよう・・・今まで生で見たことは皆無だけどブラウスの上から見る限り、彼女の胸のサイズはAAかA・・・あってもB のはず・・・なのに・・・なのに・・・
なんでCかDぐらいの・・・80cmクラスのボリュームが!!!?
いや!!80cmってどんな大きさだか見たこと無いけど!!!
「なんで!!どうして!!どうして!!こういうことに!!!」
寒いのに、汗が出てくる・・・というか口元がニヤ付かないようにするのと、体が熱くなって・・・その・・・自分の中の“男”の部分を抑えるのに必死なんですけど・・・
全身が震えるアリエスにシルフィリアは恥ずかしそうに顔を赤くしながら・・・
「あ・・・アリエス様がイケないんですよ・・・。」
そんな事をツンデレっぽく言うものだから・・・
「なんで!!!」
そう返すと・・・。
「・・・アリエス様・・・昨日、私が食べたもの・・・言えますか?」
そんなことを言ってきたから正直に答えてやる。
「えっと・・・朝ごはんにごはんと鮭と味噌汁と玉子焼きと漬物と納豆・・・昼にハヤシライス・・・ティータイムがショートケーキで夕食が舌平目のクリーム煮と季節野菜のクロッカンとチャバタパン?」
「では、私がアリエス様に出逢うまでに食べていたものは・・・なんだかわかりますか・・・」
えっと・・・あ・・・白孔雀時代だから・・・
「・・・言いたくありません。」
ってか、あんな酷いもの言えません。
でも、つまり・・・うん・・・どういうことか分かった・・・
すなわち・・・
栄養状態が爆発的に改善されれば必然的に・・・。
身体的にも成長するよね・・・
でも・・・でも・・・なら・・・・
「なら!!なんで今まで隠して!!!」
とは言ったものの・・・
言えるハズないよね・・・だって女の子にとってはやっぱり恥ずかしいことだろうし・・・それに・・・
シルフィーは保険って言ってたし・・・やっぱり嫌われた時の保険のため・・・って意味合いが強かったんだよね・・・。
だって・・・・俺だってシルフィーに捨てられたらきっと生きていけないし・・・嫌われないための保険が用意できるなら・・・。
まあ、用意なんてできないけど・・・。
「それは・・・」
あぁ・・・自己嫌悪・・・なんでこんな事を言っちゃったんだろう・・・。
シルフィー・・・ゴメンね・・・言葉に詰まるよね・・・そりゃ・・・。
「30%の保険と・・・」
そうそう30%のほけ・・・あれ?
「70%の・・・」
え・・・30%?3割・・・あれ?7割どこ行ったのかな?
「いえ・・・80%の・・・」
増えた!!10%増えちゃった!!
何!!8割何!!!
「・・・ドッキリ・・・」
シルフィーーーーーーーー!!!?!?!!??!?
「いや・・・本当はその内、こっそりサラシ解いて、アリエス様に抱きついたり、お風呂一緒に入ったり、初めてその・・・する時に・・・ねっ?」
「“ねっ”って何!!?“ねっ”って!!!」
「いや・・・願わくば、こうして一緒に寝る時にこっそり解いてアリエス様の背中に、生で押し付けてみようかと・・・。」
「生って何!!なにいってんの!!!」
「いや・・・まあ・・・生と言ったらその・・・肌と肌で暖めあうとか?」
もしそんなことをされたら・・・俺間違いなく死んでただろうね・・・うん。
でも女の子に抱きつかれて胸が大きくなってたショックで死亡が・・・
それはそれで幸・・・
・・・・・・・
新聞一面・・・
剣聖死亡!!!原因は巨乳によるショック死!!?
・・・
・・・・・・
アハハハ・・・洒落にならないや!!
危なかった!!危うく一族の末代までの恥を晒すところだった!!!!
とにかく!!
「シルフィー!!服着て!!!服!!!!」
その言葉にシルフィーは胸から手を離・・・す直前でアリエスは固く目を閉じた。
見ない!!!絶対に見ない!!!
見たら終わると思え!!
スルスルという絹が肌にかかる音に若干の残念感を抱きながらも帯まで閉める音を確認してフッと息をついてシルフィーの方を振り返る・・・と・・・
「ふぉ!!!!」
あ・・・侮っていた。浴衣の上からでも確かに分かるボリューム感というか・・・
裾から・・・胸の谷間が・・・
「ああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
「あ・・・アリエス様!!!?」
とりあえず、近くの壁にガンガン頭を打ち付けて心をなんとか平常に戻す・・・
危なかった・・・危うくトリップするところだった!!!
ともかく!!ともかく!!
・・・
この後シルフィーと一緒に寝るんだよね・・・
柱時計の音が静かに深夜2時を告げた。
再びベッドの中・・・必死に俺は目を閉じた!!
早く寝ろ!!早く寝なきゃ!!
しかし・・・うん・・・舐めていた。
雪の振った山奥って・・・こんなに寒いんだね・・・
どうしよう・・・羽毛布団のおかげではふぅ~・・・って感じで気持ちいいんだけど、どうしてもこんな布団の隅じゃ・・・暖かいわけ・・・
と・・・
「アリエス様・・・アリエス様・・・」
その声に少しだけ振り向く。すると・・・
シルフィーがおいで・・・と手招きしていた。
だがもちろん・・・
フルフルと首を振って首否する。
だって・・・だって・・・
「アリエス様・・・先程も言いましたが、体裁を取り繕って風邪をひいてしまっては元も子もありませんよ・・・いいからこちらへ・・・」
あ・・・ぅ・・・
やっぱり男って駄目だと思う・・・
だって・・・
ちょっとあんなことを言ってもらえただけでスッと体を寄せてしまうなんて・・・
そして・・・
その俺の顔を包み込むようにシルフィーが布団の中で温めていた両手で包んでくれる・・・
あぁ・・・もうどうでもよくなる・・・
「ほら・・・こんなに冷たい・・・もっと近くに・・・」
もう・・・シルフィーが体を寄せてきて・・・このままシルフィーに全部任せちゃったら・・・俺は一体・・・
どこまで気持ちくなれるんだろう・・・。
そして・・・気がついたときには・・・シルフィーが俺の首に腕を回して・・・
そのとてつもなくかわいい顔を・・・吐息のかかる距離まで近づけ・・・
優しい真っ白な雪のような髪が俺の頬をくすぐり・・・
そして・・・
意識が戻ったときには心臓が爆発しそうな状態だった。
だって・・・シルフィーが・・・ギュって・・・俺のこと・・・
さっき知ってしまった秘密が・・・俺の胸のあたりでむにゅぅ~と潰れて・・・・
あぁああっぁあぁ・・あぁ・・・・ぁ・ぁあ・・ぁ・っぁ・あっぁあああ・・・・
足には太股を絡ませ、首から回した腕は俺の後頭部を捉え、そして・・・
感じるのは・・・ともかく・・・
とんでもない温かさと柔らかさ・・・。
特に胸・・・こんなに・・・プルプルでムニュムニュなんて・・・
ズルイ・・・
「・・・・・・アリエス様・・・もしかして・・・女の子の胸は初めてですか?」
その言葉にアリエスは顔を真っ赤にしながら首肯した。
「俺・・・ちっちゃい頃は孤児院育ちだったから・・・。」
「そう・・・でしたね。」
そう・・・俺は孤児院育ち・・・つまり・・・
下品な言い方をします・・・俺、アリエスフィンハオランは・・・
おっぱい初体験です!!!
あぁ・・・もう・・・でも・・・
こんなに柔らかくって気持ちいいものがあるなんて・・・それはまるで・・・そう・・・
水風船のような・・・あ・・・でも水羊羹のような・・・ともかく・・・形容なんてできないぐらいに・・・柔らかくって・・・キモチがいい・・・
と・・・同時に・・・俺の溜まってた性欲がガンガンと・・・
「・・・たっぷりと堪能してくださいね。」
甘いシルフィーのそんな言葉が脳を貫く。
「アリエス様は色々と我慢しすぎです。キスも我慢して、女の子の体も我慢して・・・私の我儘も我慢して・・・このままじゃアリエス様・・・本当に精神がどうにかなっちゃいますよ・・・。」
「そ・・・」
そんな・・・ことは・・・
「だから・・・これからは月に一度はこうしてあげます。ストレスの発散日というか・・・まあ、そんな感じです。少しぐらい欲望があっても私はアリエス様の事キライになったりしませんよ。むしろ、ちょっとぐらい私に命令してください。アリエス様は溜め込みすぎです。」
あぁ・・・う・・・
どうしよう・・・今、死ぬほど幸せなんだけど・・・
「ちなみにこの日はアリエス様、何をしてもいいですからね。どんなことでも許してあげます。したいように私をいじめてみてください・・・」
ああぁああぁあ・・・・・精神が・・・
あぁ・・・・あ・・・気持ちいい・・・。
「で・・・でも・・・やっぱりそんなこと・・・大体・・・16歳じゃそういうことするのは・・早すぎるって・・・」
必死に理性を振り絞ってそれでも言葉を出す。
でも・・・
「アリエス様・・・エッチな雑誌は読みますか?」
シルフィーのその言葉にアリエスは・・・
「す・・・少しだけなら・・・」
と正直に答えた。
「なら、わかりますよね・・・。」
「え・・・」
分かる?
「何・・・が?」
「アリエス様を・・・その・・・イカせる?方法は・・・別に本番だけではないですよね?」
!!!!!!!!!!!!!!!
はい!!?
え・・・そ・・・それは・・・その・・・えっと・・・
消えろ!!!
消えるんだ!!!
俺の脳内の無駄な妄想共!!!!
でも・・・
「えっと・・・あの・・・一応聞くけど・・・」
男たるものついつい聞いてみたくなってしまうものなんです。
「その他っていうと・・・どんなの?」
あ!!分かってます!!女の子にこんな事聞くのがどれだけ・・・それこそ、“女の子の敵”だとみなされる行為かは・・・
でも・・・。
ごめんなさい・・・聞いてみたいんです・・・すみません。
まあ、恋人同士だし・・・それに相手から言い出したことだし・・・それに、シルフィーに抱きつかれて精神が支障を来しているということで・・・勘弁してください。
「えっとですね・・・。例えば・・・」
た・・・例えば・・・
「例えばオーソドックスにお口とか胸とか・・・ちょっとマニアックに手とか足とか・・・あ・・・太股なんてのもありますね・・・」
にゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
頭からプスプスと煙を出す俺にシルフィリアが心配そうに「あ・・・アリエス様!!?大丈夫ですか!!?」とか聞いてくるがそんなのは問題じゃない。
というより・・・
あ・・・侮っていた・・・
そんなの普通は女の子が知り得ない知識なのに・・・
げ・・・幻影の白孔雀・・・恐るべし・・・。
「で・・・アリエス様・・・どれにします?」
えぇ!!!?あろうことか選択式ですか!!!?
「えっと・・・じゃあ・・・」
・・・・・・何どさくさに紛れて選ぼうとしてるんでしょう・・・
私は・・・。
「そ!!そんなの駄目だよ!!!!」
そう!!駄目に決まってます!!
だって16歳だよ!!お互いに!!!いや・・・シルフィーは微妙だけど・・・
でもそんな2人がそんなエッチなビデオでしか見られない世界に足を踏み入れるなんて!!!
「大丈夫です・・・アリエス様は寝て命令してくれるだけで・・・後は・・・私が全て・・・気持ちよくしてあげますから・・・。」
いやいやいやいやいやいやいやいやいや!!?
「なにいってんの!!!!!?」
「あっ・・・もちろんアリエス様から攻めてくださっても・・・むしろ私はそちらのほうが嬉しいですし・・・。」
はいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!?
シルフィーはSでもMでも行ける口ですか!!!
「もちろん、する過程において、多少の乱暴はアリですよ。縛ったり、鞭使ったり、蝋燭で・・・ってのは・・・あっ・・・でも・・・」
シルフィー実はドM!!?
「痛いのは・・・嫌いです・・・。」
そ・・・そんな・・・目尻に涙を浮かべながら、顔を真赤にされていわれたらああああああああ!!!!!!!!!!
「できれば・・・優しくしてください・・・」
します!!!絶対します!!痛いことなんて絶対しません!!!というより俺にはそんな特殊な性癖はありません!!!
そして!!
「シルフィ~・・・」
顔を真赤にしながらアリエスが言う。
「俺・・・シルフィーのこと・・・大好きだよ・・・でも・・・さっきも言ったけどまだどこかで・・・その・・・友達とか妹とか思ってる部分があると思う・・・だから・・・」
クッと息を飲み込む。
「もう・・・好きで好きでたまらなくって・・・それで・・・一人の女の子として完全に愛せるようになったら・・・その・・・させてくれる?」
あぁ!!もう!!死ぬ程恥ずかしい・・・
どうしよう!!明日っからどんな顔してシルフィーに会えば・・・
どんな顔でシルフィーと暮らせば・・・
「・・・アリエス様・・・もう少ししっかりお布団の中に入った方がいいですよ?」
少し腕の力を緩められ、そうシルフィリアが呟く。
確かに少し寒いから、その方がいいのかも・・・
言われるがままに体を掛け布団の中に埋めていく・・・と・・・
逆にシルフィーは体を上にずらし、そして・・・
「うぷっ♥!!」
胸で俺の頭を抱え込むように・・・そして・・・
そんなことされたら・・・
必然的にむにゅむにゅぷにゅぷにゅふわふわな幸せ感触が俺の顔を・・・
ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!
「モ・・モゴモー!!?(し・・シルフィー!!?)」
駄目だ!!喋るとその度に口元で胸が・・・幸せ感触が!!!
そして・・・
あろうことかシルフィーは俺の頭を撫で始めた。
「・・・・・・(シルフィー)・・・」
言葉にできないので必然的に目線で抗議をすると・・・
あろうことか・・・溶けるような笑顔で俺の方を見つめていた。
「『何してんの!!?』って顔ですから教えておきますけど・・・。単純にお礼と愛情表現です。」
「・・・(お礼と愛情表現?)」
「・・・・・・アリエス様・・・わかりました。」
「・・・・(何が?)」
「アリエス様の言うとおり・・・私はこのままアリエス様が私を求めてくれるまで待ちます・・・。」
「・・・・・・」
「でもその代わり・・・」
「・・・・・・・」
「これからは毎夜毎夜・・・アリエス様の溜まった性欲(ストレス)を発散させてあげます。」
「!!!!!!!!!!!!!!!!」
「毎夜毎夜私の言葉で・・・唇で・・・胸で・・・全身で気持ちよくしてあげますから覚悟してくださいね!!!」
これは・・・ちょっと精神が危ないかもしれないけど・・・抗議しなくては・・・
そう思って胸に押し当てられている口を開こうとした瞬間・・・
ギュッとさらに力を込められ、さらにむにゅむにゅぷにゅぷにゅ・・・。
あぁ・・・しかも何・・・このとてつもなくいい匂い・・・
すげ~・・・幸せ・・・・・・。
「覚悟してくださいね・・・白孔雀ちゃんはとってもとっても嫉妬深いんです・・・捨てたりしたら承知しませんからね。」
・・・
・・・・・・
なんでだろう・・・
最後の一言が発せられた瞬間・・・
さっきまでの幸せが何十倍にも膨れ上がった・・・
静かにアリエスは頷く。
あぁ・・・また幸せ感触が・・・
そして・・・
静かに胸が離され・・・
今度は俺の首筋へとシルフィーが顔を寄せた・・・
「おやすみなさい。」
そう言うと、シルフィーはそのまま・・・
スースーと規則正しい寝息を立てだした。
にしても・・・
寝た女の子って・・・
なんでこんなに暖かいんだろ・・・
抱きつかれていることによってその体温がドンドン伝わってきて・・・
やがて・・・俺の方も・・・
気がついたら2人は静かに同じベッドで眠っていた・・・。
それぞれの幸せな夢を見ながら・・・幸せな顔で・・・。
FIN
by shauna-crown
| 2010-04-01 23:12
| シャウセツ
|
Comments(2)
Commented
by
ru-raa at 2010-04-03 13:49
『禁レベル』(なんだろう、それ)は『D×D』や(ドラマガ短編の)『H+P―ひめぱら―』とそれほど変わらなかったような……。
まあ、ガチで18禁の作品を書いたら、それはそれでマズイですもんね。
それとも、昨今のラノベの『禁レベル』(だからなに、それ)が上がってきているのか……。
なんにせよ、シリアスなシーンや『リスペ』に繋がりそうな要素もあって、楽しく読ませていただきました。
それでは。
まあ、ガチで18禁の作品を書いたら、それはそれでマズイですもんね。
それとも、昨今のラノベの『禁レベル』(だからなに、それ)が上がってきているのか……。
なんにせよ、シリアスなシーンや『リスペ』に繋がりそうな要素もあって、楽しく読ませていただきました。
それでは。
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shauna-crown at 2010-04-04 00:58